新谷健司氏が最新ビジネスモデルを解説
2018年7月11日

7月例会では、開会に先立ち田村駿会長が挨拶、西日本豪雨により明治大学関係者をはじめとする被災された方々へのお見舞いの言葉や、亡くなられた方々にお悔やみの言葉を述べられました。

恒例の講演会では、株式会社経営参謀 代表取締役 新谷健司氏による最新ビジネスモデル解説セミナーがありました。

まず、はじめに人工知能(人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようとする試み、あるいはそのための一連の基礎技術)を活用した最新ビジネスとして、ウェブサイトを自動で分析し重要なポイントを教えてくれるAIアナリストや、株式売買の自動化プログラムにより600人いたトレーダーを2人にまで削減したゴールドマン・サックスの事例、また画像解析による胃がんの検出など、さまざまなAIを活用したビジネスモデルの紹介があり、スピーディーで正確に、低コストで人間の能力をはるかに超えたAIを活用した技術は、我々の今までの生活スタイルを一変してしまう技術であると感じました。

また、シェアリング・エコノミーは、自宅や車、さまざまな資産を個人や法人が共有する仕組みで、日本ではまだなじみはないものの、海外では空いた駐車場、労働力、オフィス、衣類などの仕組みが発達しており、今後、日本でも宿泊業、タクシー業、不動産業などあらゆる業界に強力な新規参入者が登場する可能性が高いとのことでした。

さらに、配送や測量、設備点検などにドローンを活用したビジネス、クラウドファンディングの仕組みを活用した資金調達など、すでに実現している事例を中心にご紹介いただきました。時間が足りないほどの事例に、みなさんが熱心に耳を傾け、これからの自社のビジネスの変化や、どう活用していくべきか思案されている様子でした。

(広報委員会・根田吉雄)