第9回ビジネス勉強会で講師役を務めて
2017年10月18日

去る10月18日に紫紺館におきまして「第9回ビジネス勉強会」が開かれました。今回初の試みとして、当会会員が講演者となり、各業界特有の話題をお話していただきビジネス情報交流と会員紹介を兼ねた次第となりました。初回として、S62商卒の中野晴啓様、S63工卒の大石哲也(文責者)の2名が講師を務めました。

中野様は「セゾン投信株式会社」代表取締役社長としてご活躍をされていらっしゃいます。現在、2015年からの金融改革を追い風に、顧客主義を第一の徹底した直販体制の下、長期投資「積立NISA」を提唱されています。今までは、投資会社本位の運用が主で、投資金額も大きく、非常に難解な金融商品であるとのイメージがありましたが、中野社長のお人柄や詳細なお話もあって、身近なものとして感じることが出来ました。

もう一方の私、大石は、「大石電機工業株式会社」の代表取締役社長として、船舶用電気機器・船舶用艤装品のメーカの経営にあたっています。皆さまになじみのない生田校舎での大学時代のこと、舶用工業のこと、造船業のこと、第二次産業の少子化による危機対応、中小企業の経営の諸問題(未公開株式算定の問題、ひいては事業承継の問題)などをお話しました。

これから日本国はいかに飯を喰っていくのか? 第二次産業界の担い手となる技能者、技術者養成の教育機関の拡充、刻一刻と変わっていく経営環境に対する、税制の改革は喫緊の課題です。

講師2名に質問が相次ぎ少々時間は押しましたが、無事終了することが出来ました。

次回のビジネス勉強会もこのような次第となればと思います。ありがとうございました。

 (大石哲也広報委員=1988年工)