第10回ビジネス勉強会が4月17日午後6時から駿河台キャンパスの紫紺館で開かれました。第10回を迎える今回の講師は、ともに日ごろから会の活動にも積極的に参加されている片倉工業株式会社代表取締役社長の佐野公哉氏(昭和52年農学部卒)と、弁護士でみらい総合法律事務所・税理士法人プレシャス代表社員の谷原誠氏(平成3年法学部卒)のお二人。それぞれ、佐野氏は「世界遺産富岡製糸場操業停止後、18年間守り続けた想い」また、谷原氏は「弁護士の仕事とその周辺」で30分ご講話いただいた。その後の質疑応答も含め限られた時間ではありましたが、佐野氏は弓道部、谷原氏は器械体操部という共に体育会出身アグレッシブな講師の登場とあって受講会員32人と活発な交流が行われました。
佐野氏は操業を停止した富岡製糸場の「売らない 貸さない 壊さない」という3原則の中でどのように企業ポリシーが守られてきたかを、このところ業態の幅を広げている経営の相剋をからめて興味深くお話しいただきました。谷原氏は著書も多数でテレビ朝日等で準レギュラーとも言える弁護士コメンテーターだけに、めったに聞けないその舞台裏を明かしていただいた上で、本国会で上程されている相続法改正案など身近な最新法律情報をアドバイスくださいました。