一中節第十二世宗家都一中氏に例会のご講演を
2019年10月15日

9月18日、明治大学紫紺館で連合駿台会9月例会が開催され、約110名が参加しました。

冒頭の田村駿会長挨拶では、明治大学広報9月1日号に大学への支援広告が掲載されたことなどの紹介がありました。また、本会が後援する、お茶の水JAZZ祭の実行委員会および明治大学シェイクスピアプロジェクトに対し後援金の贈呈が行われました。

続いて、「音楽で感じる日本の文化」と題し、一中節十二世宗家都一中氏にご講演いただきました。

元禄から宝永ごろにかけて初代都太夫一中が創始した一中節(いっちゅうぶし)は、浄瑠璃の一種、また古曲の一つで、国の重要無形文化財に指定されています。「猩々(しょうじょう)」の演奏に始まった講演では、その一節の「次第次第に富貴の身となりて候」を、先生の三味線に合わせ実際に声を出して語りながら味わうという、貴重な体験をすることができました。

また、民謡音階などの日本の音階は現代のヒット曲にも多く使われており、日本人の共感を生むものになっていることなどのお話をいただきました。姿勢を正し一中節の一節を語るという、いつもの例会とはまた違った、優雅な時間が流れたひと時となりました。

貴重なお話をいただいた都一中先生に感謝申し上げます。

懇親会はメンバーでもある明治大学理事長の柳谷孝氏に乾杯のご発声をいただき、新入会員の紹介など、大いに盛り上がりました。

(弓野理恵広報委員)