連合駿台会が大学支援活動の一環としてリバティアカデミー事務局と連携する寄付講座で11月29日、会員の江崎徹株式会社はせがわ代表取締役社長(昭和58年商学部卒)が「終活の現状と日本人の供養心」と題して講師を務めていただきました。
世界唯一の宗教用具関連事業の上場会社トップが身近なテーマで話していただけるとあって、まさにオープン講座らしく世代も幅広い受講者が会場の駿河台キャンパスのグローバルフロント1階ホールに詰めかけました。
江崎社長は、大ヒットCMの「お手々の皺と皺を合せて幸せ」誕生など株式会社はせがわの沿革などをご紹介くださり、このところ社会構造の大きな変化とともに、終活や供養心についても2010年前後からさまざまな動きが出て来て混沌としているという現状や、今後はどうあるべきかなどを、ご自身の体験やデータなどでわかりやすく解説いただきました。
お寺やお墓などに関わる供養心や仏教儀式の変化にともない搬送式納骨堂やリビングルーム用のお仏壇など新しいスタイルや商品の開発も活発で、一時は流行したエンディングノートに実効性の問題が生じていることや、デジタル時代の思わぬ副産物ともいえる遺されたアカウントの対策方法が急務になっているなど、それぞれに思い当たる節も少なくない内容だったこともあり、うなずきながらメモをとる受講者が目立ちました。
「供養とは敬いの心と感謝の想いから生まれる礼儀の表現です」と江崎社長。活発な質疑応答も行われ、手応え十分な講座となりました。